2001.5.24

保育園や幼稚園、小学校など、通園、通学をしていて指示された時間におくすりをのめないで困っているといったことはありませんか?

 1日3回毎食後にのまなければいけないおくすりの場合、どうしてもお昼にのませるのがむずかしいといった声を多く耳にします。

1日1回朝食後やねる前、1日2回朝夕食後のおくすりなどは、比較的おおかあさん(おとうさんも含めたご家族の方も含みますね)の手でのませることができるのでこういったことが問題になりませんが、1日3回やときに4回もおくすりをのまなければならない場合などには本当に困ってしまうことが多いと思います。

 では、どのようにしたら解決できるでしょうか?

 実はこの場でこうのみましょうということは一言でお話できません。

それは、次の時間まであけなければいけない時間がおくすりによって違っていますし、かかっている病気によっても違っていますし、お子さんといっても個人個人ひとりひとりのライフスタイルが違っているからです。

最近は働くおかあさんも多く見受けられ、おかあさんのライフスタイルにも合わせて考慮したおくすりの投与計画も必要かなあと思うことも多くあります。

私たち薬剤師はそういったことへの不安や問題点を解決するために利用していただければと思っています。

最近ではコンピューターでお薬手帳や薬剤情報書などでおくすりの内容をお知らせすることが増えてはきましたが、一方的なコンピューター入力だけになってしまって、それぞれの患者さんにあったおくすりの説明がうまくできないのが現状です。

ぜひ遠慮なく薬剤師に聞いてください。薬剤師はそのために存在するといってしまったら言い過ぎでしょうか。

でも、問題解決のために一生懸命考えます。

ひとりひとりに合ったおくすりののみ方を探していきましょう。それはのみぐすりだけでなく、ぬりぐすりなどにもいえることです。

ただし、処方せんに書かれているおくすりの指示はあくまでも医師の診断の結果を基に処方されていますのでおくすりののみ方の指示の変更には医師の許可が必要であることは付け加えさせてください。

 戻る